法律違反のないホワイトな職場とは

注目すべき点

法律違反がなく、コンプライアンス対策にも積極的に取り組んでいる職場に転職しましょう。ホワイトな職場の特徴としてまず挙げられるのが、働いている介護職の年齢分布が均一な点です。幅広い世代の人材が協力し合っている職場は、人間関係が良好です。
また、言葉遣いが丁寧でマナーが行き届いている職場はホワイトです。介護職はサービス業の1つであり、利用者だけでなく施設への問い合わせや来客者など様々な人とコミュニケーションを取ります。求人に応募した際や面接時などに、担当者がどのような対応をしてくるのか観察しましょう。加えて、利用者の服装にも注目してください。利用者の服が汚れていたり、日中でも寝間着のまま過ごしていたりするような職場だと、ケアが行き届いていない可能性が高いです。そういった職場はコンプライアンス違反をしている可能性が高いので避けましょう。職員同士のコミュニケーションにも注目してください。しっかりとコミュニケーションが取れている職場は、情報共有ができているのでトラブルが発生するリスクが低いです。また、職員と利用者とのコミュニケーションにも目を向けましょう。会話がなく、黙々と作業をしているような職場では、十分なケアができているとはいえません。
職場見学に行った際は、施設全体の清潔感も確認してください。清潔感がない場合、清掃するための人員を割けないほど人材不足で多忙な職場である可能性が高いです。清掃が行き届いていなくて不潔な環境だと、感染症などのリスクもあります。事務所内を見学させてもらえる場合は、職員のデスクなども観察しましょう。書類などが整理されておらず汚い状態なのであれば危険です。

待遇面も重要

介護職員処遇改善加算が付いているかどうかも重要です。介護職員処遇改善加算とは、職員のキャリアアップや職場の環境改善に取り組んでいる事業所に対して付けられる加算です。この加算が付いている職場は待遇面が優れており、コンプライアンス対策にも積極的に取り組んでいます。給料や昇給のルールがきちんと定められており、上司や経営陣の気分で待遇が上下することはありません。労働契約書や給与規定で確認できるため、事前に調べておきましょう。
また、キャリアパスの周知がされているかどうかも重要です。キャリアパスとは、上位役職に就くために必要な資格や業務経験、年数などの条件です。これが明確にされていれば、日々の業務に対して前向きに取り組めます。